詳細 | |
---|---|
学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | グローバル時代の高等教育?教育を提供する側と教育を受ける側のすれ違い? |
内容 | 90年代以降、グローバル化によって様々な分野で変化が生まれてきたが、教育もまたグローバル化の影響を大きく受けてきた。そして日本では「教育のグローバル化に取り残されている」という指摘が現在まで続いてきた。これは何故なのか。本論分では現在の教育のグローバル化における中心的議論である高等教育の質的保証に着目し、教育を提供する側と教育を受ける側のすれ違いから「日本が教育のグローバル化に取り残されている」理由を探った。その結果、教育を提供する側は、グローバルに共有される質的保証という課題に対して、教育を受ける側にみられる欧州とは様々な点で異なる日本の教育の現状の改革を先延ばしにしたまま、国際的な流れに則った改革をおこなっていたことが分かった。教育のグローバル化に立ち遅れないようにするのならば、欧州と日本との間にある差異をどう変えていくか、という改革こそが必要となる。 |
講評 | 各自の問題意識に基づき研究に取り組んだ成果が卒業論文のできばえに表れている。今年度は欧文文献を参照した人が何人かいたことは喜ばしい。卒業研究に取り組んで獲得した知見と認識した課題を今後の人生にぜひ活かしてほしい。 |
キーワード1 | グローバル化 |
キーワード2 | 高等教育 |
キーワード3 | 知識基盤社会 |
キーワード4 | 大衆化 |
キーワード5 | 質的保証 |
戻 る |