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学科 産業関係学科
年度 2012
ゼミ名 阿形 健司
タイトル 共生・協働の大切さ ―児童虐待を考察する―
内容 厚生労働省による平成23年度の児童相談所が児童虐待相談として対応を行った件数は過去最多の59,862件であった。児童虐待は児童の成長や発達に重大な悪影響を与える。実際に児童が死亡に至るなど深刻な社会問題の一つとなっている。児童虐待は様々な要因が複雑に絡み合って生じるといえる。核家族化、地域コミュニティの脆弱、育児不安など挙げれば枚挙に暇がない。もはや児童虐待は家庭内で生じる問題と捉え、家庭内の諸事情解決に向け尽力を尽くせば児童虐待問題は解決すると考えて済む事柄ではないだろう。
 本論文では深刻化する児童虐待問題の状況を踏まえ、児童虐待問題を解決するためには私たちに一体何が求められているのかを問いとして研究を進めた。その結果、児童虐待問題の解決を効率的にかつ迅速的に行うには、まずは各自が自分勝手に行動してはならないのである。つまり「見て見ぬふり」、「他人任せ」、各々の利益だけを追求するという態度ではなく共に協力しながら生きていく「共生・協働」の精神の態度・姿勢を持つことが必要であるということが分かった。
講評 各自の問題意識に基づき研究に取り組んだ成果が卒業論文のできばえに表れている。今年度は欧文文献を参照した人が何人かいたことは喜ばしい。卒業研究に取り組んで獲得した知見と認識した課題を今後の人生にぜひ活かしてほしい。
キーワード1 共生
キーワード2 協働
キーワード3 児童虐待
キーワード4 地域ネットワーク
キーワード5  
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