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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 現代における法定外福利厚生の必要性~賃金化研究を通して~ |
内容 | 企業が設置する法定外福利厚生制度は従業員の労務管理策として伝統的に重視されてきた。しかし1990年代以降、企業を取り巻く経営環境が変化し制度は見直しが求められるようになる。そんな中、代替策として法定外福利の賃金化策が登場したが、現代においても法定外福利を存続させる企業は多い。そこで本論文では法定外福利と賃金化策の比較を行い、効果を検証、企業が法定外福利にこだわり続ける理由は何なのか、法定外福利の優位性はどこにあるのかを考察した。 その結果、法定外福利には賃金では代替し得ない、企業と従業員双方に有益な独自の効果があることが分かった。賃金化策にも導入のメリットはあるものの、労使のニーズは法定外福利に依然として傾いており、現代に適合する制度設計を行えば法定外福利は今後も存続していくと考察した。しかし、企業の目的と従業員のニーズを組み合わせた独自の策を構築することこそが重要であり、賃金化策が企業にとって最適な策となる可能性もある。 |
講評 | 各自の問題意識に基づき研究に取り組んだ成果が卒業論文のできばえに表れている。今年度は欧文文献を参照した人が何人かいたことは喜ばしい。卒業研究に取り組んで獲得した知見と認識した課題を今後の人生にぜひ活かしてほしい。 |
キーワード1 | 福利厚生 |
キーワード2 | 法定外福利 |
キーワード3 | 賃金化 |
キーワード4 | 労務管理 |
キーワード5 | 経営的効果 |
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