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学科 産業関係学科
年度 2012
ゼミ名 阿形 健司
タイトル 日本にバカンスの可能性はあるのか ―企業の長時間労働対策と労働者の働き方に着目して―
内容 OECDの統計を見れば、日本の労働時間は長い。長時間労働は、心身疲労や生産性低下などの様々な問題を引き起こす。しかしながら、企業にとって、健康で生産性の高い労働者がいてくれることは好ましいことではないだろうか。バカンスまでとは言わないにしても、多少の休みがあってもよいのではないだろうか。そこで、企業の長時間労働対策と労働者の働き方に着目して、日本にバカンスの可能性はあるのかを探った。聞き取り調査の結果、ヨーロッパの制度を上手く運用している企業に出会うことができた。部分的にではあるが、日本がヨーロッパの制度を見習う余地があるのではないかと察することができた。しかしながら、時短には成功したものの、非正規労働者が増加したという職場も存在した。というのも、長時間労働問題と非正規雇用問題は切っても切り離せないからである。したがって、非正規雇用問題も視野に入れた労働時間改革が日本には必要である。
講評 各自の問題意識に基づき研究に取り組んだ成果が卒業論文のできばえに表れている。今年度は欧文文献を参照した人が何人かいたことは喜ばしい。卒業研究に取り組んで獲得した知見と認識した課題を今後の人生にぜひ活かしてほしい。
キーワード1 長時間労働
キーワード2 労働時間貯蓄制度
キーワード3 ワークシェアリング
キーワード4 非正規雇用
キーワード5  
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