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学科 産業関係学科
年度 2012
ゼミ名 阿形 健司
タイトル 職場の女性同士のつながり―女性の就業意識に与える影響―
内容 日本の女性の年齢階級別にみた労働力率のグラフは、「M字型カーブ」と呼ばれている。これは、女性が結婚や出産により、労働市場から退出していることを表している。法整備により、労働環境がある程度改善された現在も、女性結婚や出産を機に離職する傾向にある。筆者は、制度化されていないインフォーマルな女性同士のつながりが女性の就業継続を促進する要因の1つだと考える。本論文では、先行研究、聞き取り調査をもとに、職場の女性同士のつながりが女性の就業意識にどのような影響を与えるかを研究・調査した。調査結果から、憧れの先輩女性の存在は後輩女性の働く意欲の増加につながるが、就業継続意識を強める効果はなかった。また、先輩の苦労している姿を見て、後輩女性は働く意欲の低下を感じる。そして、それは就業継続の断念に影響を与えていると考えることができた。しかし、職場の女性同士の親密さが、どのように女性の就業継続に影響を与えるかは、今回の調査では見出すことができなかった。
講評 各自の問題意識に基づき研究に取り組んだ成果が卒業論文のできばえに表れている。今年度は欧文文献を参照した人が何人かいたことは喜ばしい。卒業研究に取り組んで獲得した知見と認識した課題を今後の人生にぜひ活かしてほしい。
キーワード1 就業継続
キーワード2 働く意欲
キーワード3 先輩
キーワード4  
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