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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 障害者雇用はなぜ進まないのか |
内容 | 現在、日本の障害者雇用は進んでいるとは言い難い。法定雇用率1.8%に対して、民間企業の実雇用率は1.65%であり、法定雇用率未達成企業54.7%のうち、一人も雇用していない企業は64.3%という状況にある。ではなぜ障害者雇用は進まないのか、その要因について探ることが本論文の目的である。障害者雇用を政策としてとらえ、企業側の視点から研究、分析、考察している。その結果、障害者雇用に対する企業の認識として、雇用率の低い中小企業は、雇用率が高く規模の大きな企業に比べて、雇用により消極的であり、その最大要因は「生産性への懸念」と「仕事を見出す困難さ」にあることがわかった。また二点の要因を実際の雇用事例の中で検証すると、障害者雇用に積極的な中小企業は、それら二点の課題をうまく克服しており、要因を導き出した分析や考察に信憑性を与えている。最後には全体のまとめの意味を込めて、今後、障害者雇用が進展していくために企業に求められることを筆者なりに提言している。 |
講評 | 各自の問題意識に基づき研究に取り組んだ成果が卒業論文のできばえに表れている。今年度は欧文文献を参照した人が何人かいたことは喜ばしい。卒業研究に取り組んで獲得した知見と認識した課題を今後の人生にぜひ活かしてほしい。 |
キーワード1 | 障害者 |
キーワード2 | 企業 |
キーワード3 | 生産性への懸念 |
キーワード4 | 仕事を見出す困難さ |
キーワード5 | 人間としての配慮 |
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