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学科 産業関係学科
年度 2012
ゼミ名 石田 光男
タイトル 就職活動時における「やりたいこと」探しが生む悲劇、即席のアイデンティティ形成
内容  新入社員の3割が3年以内に辞めてしまうと言われるようになって久しいが、その原因としては就職までの過程で「仕事に対する意識」があまりに高まりすぎ、実際の業務との差に戸惑うことが原因として考えられる。そして、若者の「仕事に対する意識」が高まってきた理由こそ現在の就職活動にあるのではないか。現代の就活では自己分析で自分の「やりたいこと」を無理やりにでも見つけることが不可欠であるといっても過言ではない。自己分析によって「やりたいこと」を無理やりにでも作り出すという方法にはとても違和感を覚える。即席のアイデンティティ形成により、青年期を「就職」というタイミングで乗り越えるということ、あるいはそういった風潮は非常に危険なことではないか。これらを踏まえた上で世の中の識者、関係者たちはどのようにとらえているのかを読み解き、考察したい。
講評  就職活動に関する時代の言説への解釈への試みがよい。しかも、解釈の果てに自分自身の反省へと帰ってくるスタイルがよい。自己への反省をもう一段掘り下げる考察がほしかった。
キーワード1 就職活動
キーワード2 自己分析
キーワード3 やりたいこと志向
キーワード4 即席のアイデンティティ形成
キーワード5  
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