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学科 産業関係学科
年度 2012
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 周囲との関係が就職活動のモチベーションに与える影響-就職活動をやめてしまう学生を題材に-
内容  本論文では、まず大卒就職問題の現状や論調について整理した上で、自身の着眼点を示している。就職活動を途中でやめてしまう学生を題材に、周囲との関係が就職活動を継続するモチベーションにどのように影響するのか明らかにするため、先行研究および調査をもとに考察している。
 分析においては、周囲の者を「①親密な関係の者」と「②相対的に関係の薄い者」に分類し、それぞれが就職活動を続ける学生のモチベーションにどのような影響を与えているのか考察した。①については「受容」や「承認」をキーワードに分析し、②については「新鮮さ」をキーワードに分析している。
 結論では、周囲に流されて就職活動を行うことを忌避し、周囲との関係を断って自ら孤立しようとする学生の行動を懸念し、自分でやるのか周りと協力してやるのかという単純な二分法ではなく、周囲との関係の種類を区別して考える必要があることを主張する。
講評  就職活動を終えた学生への聞きとり調査を通じて、親密な関係にある者が温かく見守り、そこまで関係の深くない者が新たな気づきを与えることが、就職活動のモチベーション維持には有効であることを明らかにした。特に後者については、大学教育でそのような気づきを与える場を設定する意義を示唆しており、学ぶところが多い。
キーワード1 就職活動
キーワード2 モチベーション
キーワード3 人間関係
キーワード4 受容
キーワード5 新鮮さ
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