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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 埋橋 孝文 |
タイトル | 性と若者の理想的な関係 -性感染症と妊娠問題を通して- |
内容 | 今、若者の性交の年齢が早くなってきているという話をよく耳にする。私と同じ年齢や年下の子でも妊娠している人は多い。若者の妊娠問題と平行して、性感染症も若者の間で増加傾向にある。このふたつに共通することは、「性」である。若者は、「性」に対して無防備で、性に伴っている問題を理解していない。そして、教師や親は、扱いにくい「性」に関して十分な知識を若者に与えない。日本の「性」教育は、まったく役に立っていない状態である。本論文では、若者の性の考え方や性行動の問題を指摘し、どのような性教育を行っていくべきかを考察し、自分を守るために自分自身でできることを模索する。 日本が求める理想の性教育では、学校だけでなく若者を取り巻く様々な環境を利用し、多方面からのコンドームの使用の啓発をすることと、話しやすい場をつくるために親や教師への指導を重視し、若者の性問題を理解してもらうことが必要であることを主張した。若者たちは、性への正しい知識をつけることと、若者同士の性のコミュニケーションを取ることが必要であると主張した。性に関する男女の関係は、女性のほうが発言力が弱く感じるので、避妊や性感染症防止のためにコンドームを使用するように男性への協力を求めるようになるべきであるということについても言及した。 |
講評 | 今回の08年度埋橋ゼミ卒業生のクラスは総勢20名という「大所帯」でした.そのため3年生のときは正直言って一人ひとりに十分目が届きませんでした.それを「挽回」すべく(?),4年生の4月から1回につき2人の卒論発表をインテンシブにやりました.そのときに発見したのですが,それらの発表には優秀なものが多数含まれていました.最終的な産物である卒業論文も全般的にレベルの高いものになりました.TA山村さんの助力も大きかったと思います.各人の卒論寸評については社会福祉学生委員会『同志社福祉研究』No.51(2009年3月発行)をご覧ください. |
キーワード1 | 若者 |
キーワード2 | 性問題 |
キーワード3 | 性教育 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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