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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 男性の一般職採用-ワーク・ライフ・バランスの観点から- |
内容 | 本論文では、男女の総合職・一般職比率の現状を把握した上で、コース別雇用管理制度、配置転換、一般職などのキーワードをもとに、多方面から男性の一般職採用について研究を進めた。 コース別雇用管理制度に関しては、先行研究において三つの問題点が指摘されていた。少子化、人口減少などの社会変化によって、日本国内では労働力の減少が引き起こされる。社会変化に沿って雇用形態も変化する必要があり、コース別雇用管理制度の見直しも必要だと言える。配置転換に関しては、ワーク・ライフ・バランスの観点から、労働者の育児や介護など私生活に不利益を被ると指摘されている。一般職に関しては、企業側と労働者側に、共に男性の一般職採用に対して消極的な考え方や潜在意識が存在していることが指摘できる。 今後、男性の一般職採用は、IT化の進展や雇用の多様化によって、一般職という職種自体が地域限定総合職や非正規労働者に代替される可能性が高く、一般職に代替される総合職のバリエーション、働き方が増えるという考察結果となった。 |
講評 | 男性にも、総合職一辺倒でない働き方の選択肢があっていいという問題意識からスタートし、男性を一般職として採用することに対する抵抗感の根強さを踏まえて、総合職のバリエーションが増加するという結論に至った。今の男性の意識変化と、いまだ従来の価値観に縛られている部分の双方が垣間見えて面白い。 |
キーワード1 | 男性一般職 |
キーワード2 | 地域総合職 |
キーワード3 | コース別雇用管理 |
キーワード4 | 配置転換 |
キーワード5 | ワーク・ライフ・バランス |
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