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学科 産業関係学科
年度 2012
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 学生の企業規模と人事制度の志向性の決定要因
内容  本論文では、学生の企業規模と人事制度の志向性を決定する要因を明らかにするために、本格的な就職活動を控えた同志社大学の3年生に対して調査票調査を実施した。入試難易度の高い学生に限定した調査によって、様々な示唆が得られた。
 企業規模の志向性の決定要因として、インターンシップ経験の有無が有意な結果として表れた。企業や大学が学生に対してインターンシップの機会を十分に提供することで、学生の企業選びの視野が広がり、入社後のギャップが小さくなる。その結果、早期離職を避ける効果があるかもしれない。
 また、人事制度の志向性の決定要因を分析すると、年功序列志向の学生は安定的であり、実力主義志向の学生は決断力や語学力に自信を持っていることが推察された。また人事制度において、企業の実態と学生の意識の間に大きな乖離があることが分かった。この乖離を埋めるために、企業や大学は人事制度に対する広報を行う必要性、また企業自身が学生の意識に合わせて人事制度を変えていく必要性を議論した。
講評  難関大学の学生を対象にした調査だけに、大企業志向が強いのは想定通りだったが、年功序列か実力主義かで回答が二分されたのは興味深かった。職場に関する認識不足を就職活動までにどう克服するか、さらに希望を抱いて入社した若者を失望させずに伸ばしていくにはどうするべきかなど、得られた知見には多くの論点を含んでいる。
キーワード1 就職活動
キーワード2 企業規模
キーワード3 人事制度
キーワード4 志向性
キーワード5  
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