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学科 産業関係学科
年度 2012
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 介護職員の専門性の向上と能力開発
内容  本論文では、介護職員がどのような経緯で仕事を専門化・高度化していくのか、その過程を明らかにする。
現在、介護職員の量的な確保が必要とされているが、要介護者の増加や介護の長期化により、質的な向上も急務とされている。しかし、介護現場で経験を積んだからこそ為せる仕事の質が明らかにされておらず、介護職員の専門性を体系的に見ることができていない。
 そこで、先行研究から、時代による介護のあり方の変化が専門性の向上につながっている点や、介護職員の指導を行う中堅介護職員の役割が重要である点について示した。最後に、3名の介護経験者に実施した聞きとり調査の結果を用いて、熟練の介護職員は介護技術の向上だけにとどまらず、介護における捉え方や働きかけの広がりを多面的に持っていることを明らかにする。
講評  介護職は専門職であると見なされる一方で、資格を得た後は現場での実務に追われ、何をどこまで目指せばいいのか分かりにくいという問題意識から、あくまでもフィールドに力点を置きつつ、介護における捉え方や働き方の広がりまで視野に入れた考察は評価したい。本論文の問題意識は、今の福祉行政の動きとも合致している。
キーワード1 介護福祉士
キーワード2 専門性
キーワード3 OJT
キーワード4 管理的能力
キーワード5 個別ケア
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