詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 三山 雅子 |
タイトル | 社内うつに怯えるな |
内容 | 社内うつというものがどういったものなのか、どのような影響を与えるのかについて書いている。最初にうつ自体がどのように起こるのかを、ストレスの仕組みと共に解説し、何故人はストレスを感じるのか、どのような流れでうつ状態になるのかを見る事で、うつとはストレッサーに対するストレス反応であるという事が分かる。その後、「社内うつ」と「うつ病」の違いについて述べている。社内うつには仕事でのみうつ状態になるという独特の特徴がある。世間で知られているうつ病の症状とは異なる事で、今までサボりであったり甘えの様に見られて来た。そのような社内うつが労働者たちにどのような影響を与えるのかを、実例を紹介しながら考えている。また、労働者だけでなく、企業にもどのような影響を与えるかを考え、企業に与える損失を数字で導き出している。そこで労働者を守り、企業自体を守って行くために、企業に求められる対応とは何かを、私なりに導き出した。そして最後に、社内うつについての、結論を書いている。 |
講評 | 3人ほどを除いて、卒論にかける時間が圧倒的に少なすぎたと思う。就活は例年と同じく多くの人が夏休み前に終えていた。なのになぜこうも卒論に取りかかるのが遅いのか不思議であった。このように時間が足りないから、各人のテーマに即して調べるべき資料・文献に当たりきれていない人の方が多かった事は、きわめて残念である。また、ネットともに成長してきたような世代だからこそアナログデータ、つまり活字データをきちんと渉猟してほしいと思う。なぜならば、当たり前だがあらゆるデータがデジタル化されているとは限らないのである。そしてアナログデータへのアクセスはネットのように瞬時にとはいかず、時間がかかるのである。以上の二つはデータに関してである。しかし、難はこれだけではない。データに当たりきれていない場合は、往々にしてデータの分析解釈も不十分であった。別な可能性も考えられるのだが、その点について考察されておらず、ある事柄を主張する時の論理の詰めがあまいのである。どうしてこうなってしまうのか。なぜなのかと考えた時、実社会で働くことと大学で勉強することは別物であると考えているのではないかと思い当たった。しかしこれは浅はかな考えだ。確かに産業関係学科で学んだ産業関係を自己の仕事とする人は数少ないであろう。けれども、産業関係を学ぶ為に必然的に身につけた(と思いたい)調べること、調べたことに基づいて言語で論理的に表現すること――卒業論文もその一つである――は、社会に出てからこそ仕事をする上での武器として、必要とされるものであるからだ。たとえばいずれあなた達の中からも、中期経営計画の立案に携わる人達が出てくるはずである。中期経営計画は事業活動の根幹に関わるものだが、この立案自体、調べることと論理的に思考することなしにはあり得ない。そしてその結果は会社で働く人々に跳ね返ってくるという意味では、中期経営計画の立案とは血の出るものである。ちゃんとした卒論が書けないで、まともなプランが立案できるわけがないと思う。そう考えると、大学にいる今は仕事にそのまま繋がっているのである。 |
キーワード1 | 社内うつ |
キーワード2 | ストレッサーとストレス |
キーワード3 | 職場不対応 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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