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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 埋橋 孝文 |
タイトル | 奈良県の地域医療 -医師不足と市町村格差の現状- |
内容 | 今日、地域医療の崩壊が大きく取り上げられ、医療に対する不安が広がっている。奈良県では2年前に妊婦の搬送先が見つからない事態が2年連続して起き、今年6月から医療制度の見直しが行われている。地域医療の崩壊の背景には、医師不足をはじめとする様々な問題がある。本論文では、奈良県における医療機関、医師、特定診療科の不足や偏在を明らかにし、奈良県の地域医療の危機を招く要因について考える。さらに、医療制度の歴史と現状を踏まえつつ、安心できる医療が提供されるために、行政や病院ができること、住民にできることに焦点を当てて考察を行った。 行政や病院に関しては、地域医療の中核となる自治体病院を例に挙げ、自治体病院の実態と求められる役割と重要性について述べる。患者となる住民に関しては、住民の自己の都合しか考えない受療行動が、地域医療崩壊の要因のひとつになっていることを明らかにした後、住民の意識の変化でできる医療再建の対策として、かかりつけ家庭医をもつことの有効性についても論及した。 |
講評 | 今回の08年度埋橋ゼミ卒業生のクラスは総勢20名という「大所帯」でした.そのため3年生のときは正直言って一人ひとりに十分目が届きませんでした.それを「挽回」すべく(?),4年生の4月から1回につき2人の卒論発表をインテンシブにやりました.そのときに発見したのですが,それらの発表には優秀なものが多数含まれていました.最終的な産物である卒業論文も全般的にレベルの高いものになりました.TA山村さんの助力も大きかったと思います.各人の卒論寸評については社会福祉学生委員会『同志社福祉研究』No.51(2009年3月発行)をご覧ください. |
キーワード1 | 地域医療 |
キーワード2 | 医師不足 |
キーワード3 | かかりつけ家庭医 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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