詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 労働意欲を高めることばに関する心理学的考察 |
内容 | 今日、企業を取り巻く環境は厳しく、労働者には自律的・主体的な労働が求められている。その実現のため、「労働意欲を高めることば」を探ることを目的に、本研究を行った。まず予備調査で、理想の上司像を抽出し、本調査Ⅰにおいて、各々の像のことばがけの傾向を探った。その上で、本調査Ⅱで、どのようなことばがけが労働意欲を高めるか調査した。予備調査では、 同志社大学の学生19名(男子4名、女子15名)、本調査Ⅰでは、 同志社大学の学生90名(男子46名、女子44名)、本調査Ⅱでは、 同志社大学の学生101名(男性53名、女性48名)を対象とした。その結果、4つの上司像が抽出され、ことばがけについても10のカテゴリーに分類することができた。さらに、「労働意欲を高めることば」とは、「部下の心理(欲求)や置かれている環境をよく理解し、それに上手く合わせたもの」である可能性が大きいという結論が研究結果から導き出された |
講評 | 2012年度の教育文化学科、井上智義ゼミの卒業論文は、テーマとしては異文化理解や外国語の習得、対面コミュニケーションなどの心理学研究であった。大きな枠組みとしてはゼミの研究課題の中に収まっていたものの、独自の発案や工夫がみられる研究が多く、方法論としても私がなるほどと思うようなものまで含まれていた。そういう意味では創造的な研究が多かったといえる。ただ、統計処理の意味が理解できないまま論文を書き進め、厳密には正しくない記述の見られる論文が散見された。また、下書き提出期限ぎりぎりになって、大幅な修正を求められた学生が数人いた。全体としては、興味深い結果が得られた研究が多かったように感じる。多くの論文のレベルは、相当に高いと思われる。 |
キーワード1 | 労働意欲 |
キーワード2 | ことば |
キーワード3 | 上司 |
キーワード4 | 部下 |
キーワード5 | 場面 |
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