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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 大学生の外国語に関する意識―第一外国語と第二外国語の比較か |
内容 | 本研究の目的は,第一外国語および第二外国語の学習動機と第一外国語および第二外国語に対する理解・関心の関係を明らかにすることである。82名の大学生に対し,それぞれ12項目から成る第一外国語と第二外国語の学習動機,それぞれ14項目から成る第一外国語と第二外国語に対する理解・関心の調査を行った。学習動機からは「他者に褒められたい」などの項目から成る「他者への意識」と「自分にとって必要となる」などの項目から成る「実用志向」という因子が,外国語の理解・関心について,第一外国語からは「第一外国語能力」「第一外国語実用」が,第二外国語からは「第二外国語能力」「第二外国語実用」という因子が抽出された。相関係数を出した結果,第一外国語の「他者への意識」が高い人ほど「第一外国語能力」「第一外国語実用」も高かった。一方,第二外国語の「実用志向」が高い人ほど「第二外国語能力」「第二外国語実用」も高いという結果が出た。 |
講評 | 2012年度の教育文化学科、井上智義ゼミの卒業論文は、テーマとしては異文化理解や外国語の習得、対面コミュニケーションなどの心理学研究であった。大きな枠組みとしてはゼミの研究課題の中に収まっていたものの、独自の発案や工夫がみられる研究が多く、方法論としても私がなるほどと思うようなものまで含まれていた。そういう意味では創造的な研究が多かったといえる。ただ、統計処理の意味が理解できないまま論文を書き進め、厳密には正しくない記述の見られる論文が散見された。また、下書き提出期限ぎりぎりになって、大幅な修正を求められた学生が数人いた。全体としては、興味深い結果が得られた研究が多かったように感じる。多くの論文のレベルは、相当に高いと思われる。 |
キーワード1 | 外国語学習 |
キーワード2 | 学習動機 |
キーワード3 | 外国語の理解・関心 |
キーワード4 | 第一外国語 |
キーワード5 | 第二外国語 |
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