詳細
学科 教育文化学科
年度 2012
ゼミ名 井上 智義
タイトル 「話す・読む・聞く・書く」の領域からみた早期英語教育の必要性
内容 本論文の目的は、早期英語教育に関して、「話す・読む・聞く・書く」の4つの領域に関して、どの領域は早期に英語教育を開始するのが効果的なのかを考察することである。この際の早期英語教育とは、中学校入学以前における英語教育であると定義する。さらに、中学校入学時以前の外国人との出会いや経験が後の英語観に及ぼした影響についても考察する。同志社大学社会学部教育文化学科の学生1クラスを対象に質問紙調査を行った。調査対象は、学部学生94名(男子51名、女子43名)である。その結果、4つの領域で最も早期英語教育が効果的であると考えられるのは「読み」の領域であることがわかった。早期に英語学習を開始することによって語彙力が育まれ、読む力がつく。また、中学校入学以前の外国人との触れ合い経験は、早期英語教育経験者が圧倒的に多く、早期英語教育経験者による外国人との触れ合い経験は、後の英語観に学習意欲をもたらすことがわかった。
講評 2012年度の教育文化学科、井上智義ゼミの卒業論文は、テーマとしては異文化理解や外国語の習得、対面コミュニケーションなどの心理学研究であった。大きな枠組みとしてはゼミの研究課題の中に収まっていたものの、独自の発案や工夫がみられる研究が多く、方法論としても私がなるほどと思うようなものまで含まれていた。そういう意味では創造的な研究が多かったといえる。ただ、統計処理の意味が理解できないまま論文を書き進め、厳密には正しくない記述の見られる論文が散見された。また、下書き提出期限ぎりぎりになって、大幅な修正を求められた学生が数人いた。全体としては、興味深い結果が得られた研究が多かったように感じる。多くの論文のレベルは、相当に高いと思われる。
キーワード1 早期英語教育
キーワード2 領域
キーワード3 外国人
キーワード4 語彙力
キーワード5  
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