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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 宇治郷 毅 |
タイトル | シンガポールのメリトクラシーとITE(職業訓練学校) |
内容 | 資源に乏しい小さな島国が、国際社会で生き抜くためにシンガポールはメリトクラシーとよばれる能力主義社会を形成した。メリトクラシーは本来、能力を持つ者こそがエリート的存在になれるという考え方で、能力がないと判断された者に対しては厳しい社会となる。しかし、シンガポールは能力がないと判断された者に対してもエリートコースではなく、ITE(職業訓練学校)で技術教育を施し、その人に見合った職業に就かせようと試みた。それはシンガポールが人こそ最大の資源であり、教育の浪費(能力がないと判断された人)を最小限にしようとしたからである。ここにシンガポールの国家発展の秘訣があると考え、ITE(職業訓練学校)の役割とその影響について考察した。 |
講評 | 今年度は、アジアの教育分野で質の高い幅広い分野の卒論が多く提出された。対象国はシンガポール、マレーシア、カンボジア、ブータン、タイ、韓国であった。それぞれの国の教育理念、教育政策、教育制度、入試制度、日本語教育などにつき、国民統合、社会発展、人材養成、国際関係構築などとの関係で鋭い考察をしていて、評価できるものが多かった。 |
キーワード1 | メリトクラシ― |
キーワード2 | シンガポール |
キーワード3 | 落ちこぼれ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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