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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 埋橋 孝文
タイトル 日本における社会的企業の可能性 ―ボーダレス化する企業とNPOに着目して―
内容 社会的企業とは社会的課題をビジネスを使って解決していく新しい事業体である。日本ではまだ聞きなれないかもしれないが、政府・企業・NPOと並んだ四つ目の柱として日本を担う可能性を秘めている。政府の「小さな政府化」による地方への事業委託、企業の相次ぐ不祥事、財政難にあえぐNPOでは解決できない社会的課題、それを担うのが社会企業家である。
 本論文では社会企業家の日本における可能性を、近年企業がこぞって注目しているCSR(企業の社会的責任)と、従来の慈善型NPOから寄付に頼らず自主財源で活動する事業型NPOに進化した両者に協働の焦点を当てている。
 またCSRや事業型NPOが活発化することで、営利・非営利の線引きが曖昧になっていると考え、営利・非営利の両方を兼ね備えている社会企業家であれば、今まで考えられなかった事業領域でビジネスを使って社会を変えていけるのではないかと期待する。
講評 今回の08年度埋橋ゼミ卒業生のクラスは総勢20名という「大所帯」でした.そのため3年生のときは正直言って一人ひとりに十分目が届きませんでした.それを「挽回」すべく(?),4年生の4月から1回につき2人の卒論発表をインテンシブにやりました.そのときに発見したのですが,それらの発表には優秀なものが多数含まれていました.最終的な産物である卒業論文も全般的にレベルの高いものになりました.TA山村さんの助力も大きかったと思います.各人の卒論寸評については社会福祉学生委員会『同志社福祉研究』No.51(2009年3月発行)をご覧ください.
キーワード1 社会的企業
キーワード2 CSR<企業の社会的責任>
キーワード3 事業型NPO
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