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学科 教育文化学科
年度 2012
ゼミ名 宇治郷 毅
タイトル 日本における現行の音楽科教育における伝統音楽の位置づけにつ
内容 本論文の目的は、日本の現行の音楽科教育において伝統音楽がどのような位置づけにあるのか、またどういった目的で扱われているのかを明らかにすることである。
私は大学1回生の時から現在まで“邦楽部”という部活動に所属しており、実際に伝統音楽に触れる機会を持っている。このことで伝統音楽を身近なものに感じるようになった一方、今まで受けてきた音楽科教育は西洋音楽ばかりであったことを実感した。そして、日本の音楽科教育であるにもかかわらず西洋音楽が多く用いられているという現状に気付き、いつから日本の音楽科教育は西洋音楽主体になったのか、伝統音楽が教育現場でどの程度扱われているのかといったことに興味を持った。そこで音楽科の学習指導要領や教科書を見てみると予想した以上に伝統音楽が扱われていることが分かり、それは伝統音楽を扱うことに何か教育的意義や目的があるためではないかと考えた。
本論文では、日本の音楽科教育の歴史や現状について見ていく中で、伝統音楽を扱う意義や目的とは何かということについて探っていく。併せて、伝統音楽を扱う際の課題や今後の展望についても論じていく。
講評 日本の教育に関するものとして、音楽教育における伝統音楽の位置づけ、小学校における外国語活動の導入、生命尊重と動物介在教育の意義、特別支援教育と行政の役割など現時点で大きな課題となっているものが取り上げられ、歴史的、社会的視野を踏まえて、生徒の知的、情緒的、人格的側面にどのような影響を及ぼしているかという点と教師の教育方法など教育現場での問題の解明に迫り、また学校教育を行政との関連など外部の視野を取り込んで考察している点が評価できる。
キーワード1 音楽科教育
キーワード2 伝統音楽
キーワード3 自文化理解
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