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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 宇治郷 毅 |
タイトル | ブータンにおける教育についての考察 |
内容 | 本論文は、ブータンの教育について考察したものである。教育制度が確立された歴史から、現在の学校教育の現状、また、ブータンならではの教育の特徴を中心に記述している。ブータンは、GNP(国民総生産)よりGNH(国民総幸福)を掲げた国ということで有名であるが、教育という面だけで見ても、その独特さがはっきりと感じられる。その目指す所は日本の教育とは全く違っている。他の国には存在していない、GNHを大切にしているブータンならではの長所が見られる。ブータンの子どもたちは、目を輝かせながら学校に通い、学んでいる。だが一方、1999年にブータンではインターネットとテレビが全面的に解禁となったが、それによって国民の価値観も変容してきており、ブータンの教育にも課題はある。また、国内での教育の地域格差や児童労働の問題があるのも確かである。 このようなブータンの教育について、歴史と現状と課題について統括的に考察し、私自身の考えを述べている。 |
講評 | 今年度は、アジアの教育分野で質の高い幅広い分野の卒論が多く提出された。対象国はシンガポール、マレーシア、カンボジア、ブータン、タイ、韓国であった。それぞれの国の教育理念、教育政策、教育制度、入試制度、日本語教育などにつき、国民統合、社会発展、人材養成、国際関係構築などとの関係で鋭い考察をしていて、評価できるものが多かった。 |
キーワード1 | 近代的学校教育の変遷 |
キーワード2 | GNH教育 |
キーワード3 | メディアの解禁による影響 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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