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学科 教育文化学科
年度 2012
ゼミ名 宇治郷 毅
タイトル シンガポールの教育制度とそれが女性の子育てに与える影響
内容 私は、シンガポールにおける教育システムと女性の就労・子育てとの関係性をテーマとした。シンガポールは、小学校高学年からの早期選抜制度による能力別コース教育を行い、世界でもトップレベルの学力をおさめる教育大国と呼ばれている。多民族国家であるシンガポールにとって教育政策は、人材育成だけでなく、社会統合の役割も担っており、国民の生活に多大な影響を与える。この教育政策のもと、シンガポールでは、学校歴が職業レベル、すなわち経済階層と直結するという考えが浸透している。そのため、子供が幼いころから親の教育熱、上昇志向は過熱し、子育て観にも大きな影響を及ぼしている。母親は、養育期には子育ての外部化により職業を継続するが、教育期に入ると仕事を辞め、子供の教育監督となる。母親の役割、子育て観の特徴は、日本と異なるものである。私はシンガポールの教育制度と、それが女性の就労や子育てに与える影響に注目し、考察した。

講評 今年度は、アジアの教育分野で質の高い幅広い分野の卒論が多く提出された。対象国はシンガポール、マレーシア、カンボジア、ブータン、タイ、韓国であった。それぞれの国の教育理念、教育政策、教育制度、入試制度、日本語教育などにつき、国民統合、社会発展、人材養成、国際関係構築などとの関係で鋭い考察をしていて、評価できるものが多かった。
キーワード1 シンガポール
キーワード2 教育
キーワード3 女性
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