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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 渋沢栄一の教育思想観―道徳経済合一主義を中心に― |
内容 | 渋沢栄一は、江戸・明治・大正・昭和を生き抜き、日本の近代化に大きく寄与した人物である。彼の功績として特に資本主義社会の整備を評価されているが、道徳と経済の合一という思想を展開し、数多くの公益事業に携わったことにも近年注目されている。今回は彼が目指した近代化像をより正確に浮き彫りにできるよう、彼の公益事業の中でも教育的実践に焦点を当て、いかに彼の道徳経済合一主義という思想が反映されているのか、そして広い視野で彼が教育に求めたものを明らかにしていく。 現代では資本主義社会が飽和状態に陥り、明確な経済倫理を提示されないまま様々な問題が生じている。そこで彼の道徳経済合一主義という思想や彼の教育的実践から学べることは多い。また日本では二〇一一年には東日本大震災という困難に見舞われ、彼もまた一九二三年に関東大震災を経験している。彼の当時の行動や教育論を探ることで現代社会での問題解決の糸口を見出していく。 |
講評 | 毎年、卒業論文の時期が待ち遠しい。なぜなら、論文の作成を通して、初めて学生と向き合うことが出来るからである。毎年のことながら、学生は最初はレポートと卒業論文との区別が明確ではなかったが、本格的に取り組む過程で、隠された才能を余すことなく発揮するようになった。 前日の夜遅く神戸の出張先から研究室に戻り、遅れている学生と付き合ったこともいい思い出である。「もう少し時間があったらいい論文になったのに」という言葉を聞くだけで、論文指導は成功したと実感した。みんなよく頑張った。 |
キーワード1 | 震災 |
キーワード2 | 渋沢栄一 |
キーワード3 | 教育思想 |
キーワード4 | 実業家 |
キーワード5 | |
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