詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 平安時代の女性の教養~紫式部を中心に~ |
内容 | 現代の女性の生き方は多様化している。女性の労働者の数は年々増加し、有配偶者の女性の労働力率は大きく上昇している。一方で、いわゆる「専業主婦」を選択する女性の存在も少なくなく、私たちは自分自身の人生を様々な選択肢から選びとることができる。しかし、女性の社会進出には多くの問題が残されているという側面もある。このような社会で女性が、いかにして女性として、自分らしい人生を歩むことができるかについて、平安時代に生きた女性を通して考察した。 平安時代は男性中心の社会にありながら、女性特有の文化が確立した時代である。本論では、紫式部と『源氏物語』の女性を中心に考察したが、彼女達は、社会的に大きな制約を受けながらも、自身の心の内に揺るがないものを抱いていた。それによって、女性として、自分らしい生き方を描くことを可能にした。このような生き方は現代に生きる女性たちにも通じるものがあるのではないだろうか。 |
講評 | 毎年、卒業論文の時期が待ち遠しい。なぜなら、論文の作成を通して、初めて学生と向き合うことが出来るからである。毎年のことながら、学生は最初はレポートと卒業論文との区別が明確ではなかったが、本格的に取り組む過程で、隠された才能を余すことなく発揮するようになった。 前日の夜遅く神戸の出張先から研究室に戻り、遅れている学生と付き合ったこともいい思い出である。「もう少し時間があったらいい論文になったのに」という言葉を聞くだけで、論文指導は成功したと実感した。みんなよく頑張った。 |
キーワード1 | 平安 |
キーワード2 | 教養 |
キーワード3 | 紫式部 |
キーワード4 | 源氏 |
キーワード5 | |
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