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学科 教育文化学科
年度 2012
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 戦後教育の発展ー教員について中心にー
内容 今日、「教育荒廃」を始めとする教育諸問題が社会問題化している。「教員の資質向上」を求めても、法改正を行っても、この問題は克服されない。一体この問題の根源はどこにあるのかを探し求めた。
 現在の教育の出発点は戦後に行われた教育改革である。第一章では、占領下における教育改革はどのような理念のもと、何を目指して行われたのかを、日本側の教育施策と米国側の教育勧告もとにして述べた。そして、現在の教育制度とどうつながっているのかを探るべく、占領から解放された日本がどのようにして戦後教育改革から進展していったのかを、中教審と臨教審の答申をもとにして述べた。
 そうして、戦後教育改革から現在に至るまでの教育をつなぎ合わせて、「教育荒廃」はどのようにして生じたのか、また、「教育荒廃」が社会問題化してから四〇年たった今でも克服されない原因は何であるのかを明らかにした。
講評 毎年、卒業論文の時期が待ち遠しい。なぜなら、論文の作成を通して、初めて学生と向き合うことが出来るからである。毎年のことながら、学生は最初はレポートと卒業論文との区別が明確ではなかったが、本格的に取り組む過程で、隠された才能を余すことなく発揮するようになった。
 前日の夜遅く神戸の出張先から研究室に戻り、遅れている学生と付き合ったこともいい思い出である。「もう少し時間があったらいい論文になったのに」という言葉を聞くだけで、論文指導は成功したと実感した。みんなよく頑張った。
キーワード1 戦後教育
キーワード2 教育荒廃
キーワード3 教員
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