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学科 教育文化学科
年度 2012
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 津田梅子の生涯とその教育思想について考察―女子高等教育の役割への探求―
内容 本論文には津田梅子の生涯とその教育思想を、大きく二部分に分けて考察する。まず、津田梅子の人生の大きな転換期になった出来事を中心に分析しながら、梅子の生涯にわたって女性観、人生観、または日本社会に対する考え方を論述する。その際、なるべく史実に忠実に津田梅子の生涯を辿ってゆきたい。また、梅子が創立した女子英学塾の少数教育、職業教育と女子教育という教育理念を分析し、教育思想の特質を考察していく。とりわけ、彼女の高いレベルの英語教育への貢献と日本の女子教育に及ぼした影響を明らかにした。女性が教育を受ける事の本質は自立、独立を助ける手段であることがわかった。専門的な知識をつける事だけではなく、人間として、女性として視野を広げ、人脈を作る事も大事だと認識した。現代社会おける女子教育の役割は社会と家庭の両立する事だとわかった。
講評 毎年、卒業論文の時期が待ち遠しい。なぜなら、論文の作成を通して、初めて学生と向き合うことが出来るからである。毎年のことながら、学生は最初はレポートと卒業論文との区別が明確ではなかったが、本格的に取り組む過程で、隠された才能を余すことなく発揮するようになった。
 前日の夜遅く神戸の出張先から研究室に戻り、遅れている学生と付き合ったこともいい思い出である。「もう少し時間があったらいい論文になったのに」という言葉を聞くだけで、論文指導は成功したと実感した。みんなよく頑張った。
キーワード1 津田梅子
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