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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 金子 邦秀 |
タイトル | 日本とマレーシアにおける多文化共生教育の比較研究 |
内容 | 文化・民族の共生を目標とする「多文化共生教育」の可能性を見出すために、日本とマレーシアの教育の比較研究を行った。日本における、戦後の多文化共生教育は、「他者」「外国人」との出会いによって生まれたといえる。一方、マレーシアでは、「多文化共生」よりも「国民統合」という重大な問題を抱えている。 マレーシアでは、多様のなかで、マレー人・マレー語を中心としたマレーシア人としての国民統合を図っている。日本においては、日本人・日本語が中心にあるなかで、グローバル化への対応や国際理解、多文化共生といった取り組みをしている。「多様か統合か」「同化主義か文化的多元主義か」というような二項対立のなかで、バランスをとっていくということよりもまず、日本の教育のこれからの取り組みとしては、単一的社会である、という前提を取り払うことと、排除から包摂へと異質に対する意識を変える必要があると考える。 |
講評 | 例年、学校教育に関するオーソドックスなテーマが多い中で、モビリティマネジメント教育やリコーナの教育論など、学校教育文化ゼミに広がりをもたせてくれるテーマが目立った。同時に、NIE教育やキャリア教育といったまさに学校の「今」をテーマにした卒論もみられた。概して、取り組みの早かった人はかなりのレベルに達していた。しかし、取り組みが遅かったり、テーマの絞り込み、また資料の収集でいささか課題を残す卒論もあった。 |
キーワード1 | マレーシア |
キーワード2 | 多文化共生教育 |
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