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学科 教育文化学科
年度 2012
ゼミ名 吉田 亮
タイトル 同性愛者権利擁護運動史における「自尊心回復」の意義 1968年~1981年 ―メトロポリタン・コミュニティ教会の事例―
内容  これまでの同性愛者権利擁護運動史の研究は、1950年代に設立した非宗教的な団体を事例とするか、もしくは通史として扱うものがほとんどであった。本研究ではロサンゼルスのメトロポリタン・コミュニティ教会を事例に、同性愛者権利擁護運動において教会が担った「自尊心回復」活動について検証する。教会所蔵の記録、機関誌『イン・ユニティ』、ロサンゼルスで発行されていた新聞『アドボケート』を用いながら、教会が展開した教育活動である礼拝での説教や聖書神学校に加え、デモ行進、女性解放運動などの社会活動にも焦点を当てて考察する。
 メトロポリタン・コミュニティ教会を事例として取り上げることは、これまで事例として研究されてこなかった同性愛者の「自尊心回復」に力を注ぐ同性愛者権利擁護団体の独自性を明らかにする新たな試みといえる。
講評 「同性愛者権利擁護運動史における「自尊心回復」の意義、1968年~1981年-メトロポリタン・コミュニティ教会の事例-」は、アメリカの同性愛者権利擁護運動史においてプロテスタント教会が及ぼした影響を検討するものである。特に、同性愛者だけでなく社会的マイノリティ全体の「自尊心回復」のための社会活動が持つ意味を新たに発掘した点が興味深い。
キーワード1 同性愛者権利擁護運動史
キーワード2 メトロポリタン・コミュニティ教会
キーワード3 自尊心回復
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