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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 木原 活信
タイトル 死の臨床におけるソーシャルワーク ―末期がん患者とその家族のQOL向上目指して―
内容  本論文では、末期がん患者とその家族のQOL向上ということに焦点を当て、ホスピス緩和ケアの歴史や存在意義を通して、緩和ケアチームでのソーシャルワーカーの役割を考察した。第1章では、末期がん患者とその家族のターミナル期における生活、がんによる疼痛の生活への影響と、当事者が求めているサポートの内容を考察した。第2章では、末期がん患者とその家族のニーズに応えるために誕生したとされるホスピス・緩和ケアの歴史や目的、ホスピスの種類によって生まれるケアの違いを述べた。第3章では、ホスピス緩和ケアにおける緩和ケアチームについて述べ、多職種からなる緩和ケアチームのメンバーと、それぞれの役割を紹介した。最後に、緩和ケアチームにおけるソーシャルワーカーの役割や特徴をホスピスを有する病院での勤務経験のあるソーシャルワーカー2名へのインタビューを通して考察し、今後の支援の展望やソーシャルワークの可能性について検討した。
講評 卒論のテーマ設定は、各自の自由に任せてあるので、それなりに自分自身の関心課題がかなり反映されているものと思われる。福祉領域のなかでも児童から高齢者、精神保健、病の課題、そして死の課題と広がりがあるものであった。現代という時代を反映してか、夫婦、離婚問題、ひきこもり問題、日本在住の外国人の子供と多文化などの新しいテーマもあったが、古くてなお未だ客観的な答えのない「生老病死」という課題に集約される。
キーワード1 末期がん
キーワード2 QOL
キーワード3 ソーシャルワーカー
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