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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 大学ライティングセンターについての一考察 |
内容 | 日本の大学で「ライティングセンター」の導入が進んでいる。本稿の目的は、そのライティングセンターがどのような取り組みであるのか、導入された歴史的な背景、その具体例、課題について考察することにある。 日本の高等教育は転換の時期にあり、2012年の7月に行われた「大学教育改革地域フォーラム」が記憶に新しい。学修時間の少ない日本の大学生、大学教育の質的転換が主題となった。ライティングセンターはそうした大学教育における学修過程を改善する手段の一つである。そのため、本稿にて取り上げる意味は大きい。 主に、文献の精読によって調査を進めた。先行研究である吉田とJohnsonと Cornwellの研究はライティングセンターについて広く説明し、またその役割、設置に関する留意点を述べている。本稿は、初年次教育に関するデータより、ライティングセンターの必要性を考えている点、そして日米それぞれの事例について具体的に述べている点について新規性がある。 |
講評 | 日本の高等教育、大学教育のなかで、初年次教育、リテラシー教育は、近年その必要性が高まり、さまざまな取り組みが開始されている。本論文は、そのなかでも、とくにライティングセンターの役割を考察している。アメリカにおけるその成立の過程をふまえたうえで、日本での事例も取り上げているが、いずれにせよライティングセンターはまだ始まったばかりの試みであり、多くの課題をかかえている。本論文は、諸課題に対する提案もふくみ、高等教育のフロンティアを切り開いていく意欲的な考察になっている。 |
キーワード1 | 高等教育 |
キーワード2 | 学習支援 |
キーワード3 | 初年次教育 |
キーワード4 | リメディアル |
キーワード5 | ライティングセンター |
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