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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 国民の自衛隊に対する信頼の変動 |
内容 | この論文は内閣府が行った世論調査と、読売新聞社およびアメリカの世論調査会社であるギャラップ社が行ったアンケート調査をもとに、日本国民の自衛隊に対する信頼について調べたものだ。特に東日本大震災後について調べている。 第1章は自衛隊についてまとめてある。東日本大震災で自衛隊は活躍したがその自衛隊はどのような組織化かといえば国防のための組織である。その法律などについて調べている。 第2章は世論調査のまとめと比較を行っている。この章では特に大きな地震災害の活躍で変化があったかを見るために、東日本大震災前後および阪神淡路大震災前後についてまとめてある。また、比較のために使った資料は内閣府が行った世論調査と読売新聞社とギャラップ社が行ったアンケート調査だ。 第3章は第2章の内容を踏まえて、自衛隊の信頼が上がったか、またその原因は地震災害時における活動か、または原因は別にあるのかどうかをまとめている。ただし、参考にした資料は世論調査なので、確実と言い切ることはできない。 |
講評 | 今年の卒業論文は、全体として完成が遅れ、みんなが本当に提出できるかどうか、教員の方はかなり心配しました。また内容としては、「修士論文」に近い高度なレベルのもの、先行研究や資料のコピー・ペーストが多い剽窃まがいの論文、引用ばかりの「つまらない」論文もありました。なお、フィールド・ワークの叙述部分では、「きらり」と光る作品もありました。評価は、A:2人、B:4人、C:3人、D:1人でした。 卒論の出来不出来の主要な要因は、第1に、卒論で明らかにする課題をしっかり持ち、先行研究を広く収集し、これらを的確に理解し、それに基づいて明確な分析枠組みを持っていたかどうかがあります。第2に、就職活動の終了の時期の早い遅いによる時間的なこともあったのでしょうが、大学生活最後の作品である卒論に取り組む各自の姿勢が大きかったのではと考えられます。時間があったのに適当に論文をまとめた人、時間的に困難があっても、量的調査やフィールド・ワークや資料収集にしっかり取り組んだ人もいた、と思います。 卒業論文にしっかり取り組むことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付いたと思います。分りやすい明晰な文章が書ける人こそ本当に大学での勉強をした人です。卒業後の実社会でも、的確な情報を集め、それをもとに分析し、解決策を析出できるように自分を鍛えてください。 |
キーワード1 | 自衛隊 |
キーワード2 | 世論 |
キーワード3 | 信頼 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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