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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 岸和田だんじりの参加者の変化 ―青年団の曳き手不足を事例に― |
内容 | 岸和田だんじり祭りは関西で有名な地車である。約300年という歴史ある伝統的な祭りである。しかし、そのだんじり祭りにも今深刻な問題を抱えている。それは曳き手不足である。昔に比べて祭が注目され見物人が増えたことで祭りが変化していることに視点を置き考察している。昔に比べて岸和田市の人口は変化し、また時代と共に青年団の体質や祭りへの取り組み方も変化している。その問題に対しての意見、また今後どのように祭りを維持していくのかという部分を祭礼関係者にインタビューを行った。結果曳き手不足には「掛け持ち禁止・青年団の変化・時代の背景・金銭面・新団員の扱い方」という原因が存在することが判明した。また各町は曳き手不足に対して深刻に考え向き合っている。 |
講評 | 今年の卒業論文は、全体として完成が遅れ、みんなが本当に提出できるかどうか、教員の方はかなり心配しました。また内容としては、「修士論文」に近い高度なレベルのもの、先行研究や資料のコピー・ペーストが多い剽窃まがいの論文、引用ばかりの「つまらない」論文もありました。なお、フィールド・ワークの叙述部分では、「きらり」と光る作品もありました。評価は、A:2人、B:4人、C:3人、D:1人でした。 卒論の出来不出来の主要な要因は、第1に、卒論で明らかにする課題をしっかり持ち、先行研究を広く収集し、これらを的確に理解し、それに基づいて明確な分析枠組みを持っていたかどうかがあります。第2に、就職活動の終了の時期の早い遅いによる時間的なこともあったのでしょうが、大学生活最後の作品である卒論に取り組む各自の姿勢が大きかったのではと考えられます。時間があったのに適当に論文をまとめた人、時間的に困難があっても、量的調査やフィールド・ワークや資料収集にしっかり取り組んだ人もいた、と思います。 卒業論文にしっかり取り組むことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付いたと思います。分りやすい明晰な文章が書ける人こそ本当に大学での勉強をした人です。卒業後の実社会でも、的確な情報を集め、それをもとに分析し、解決策を析出できるように自分を鍛えてください。 |
キーワード1 | 岸和田だんじり祭り |
キーワード2 | 都市祭礼 |
キーワード3 | 曳き手不足 |
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