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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 木原 活信
タイトル 少年犯罪の更生 -更生施設に入所する知的・発達障害を抱える少年に対する更生支援のあり方について-
内容 少年犯罪は社会の鏡とも言われ、今私たちが向き合わなければならない社会問題のひとつである。少年の背景には学校でのいじめ、親からの虐待、知的・発達障害があり、少年は被害者であり加害者である事が多々ある。
これらの根本的な問題に一つずつ向きあっていかない限り、少年たちが更生する事は難しい。特に今の少年院・児童自立支援施設では発達障害や知的障害を持つ少年達は、障害がない少年と共に、障害のない少年向けに作られた処遇・更生支援を受けている。これでは発達障害や知的障害の少年は、その処遇内容や善悪について理解できないまま、更生出来ずに社会に復帰してしまうのは明らかである。
 今回は少年犯罪とその更生支援の現状から、知的・発達障害を抱える非行少年が更生するために更生支援施設の体系を変える事、更生支援を障害や個人の素質に合わせたものにする事、家族の更生支援を強化するため家族ソーシャルワーカーを設置する事を提言した。
講評 卒論のテーマ設定は、各自の自由に任せてあるので、それなりに自分自身の関心課題がかなり反映されているものと思われる。福祉領域のなかでも児童から高齢者、精神保健、病の課題、そして死の課題と広がりがあるものであった。現代という時代を反映してか、夫婦、離婚問題、ひきこもり問題、日本在住の外国人の子供と多文化などの新しいテーマもあったが、古くてなお未だ客観的な答えのない「生老病死」という課題に集約される。
キーワード1 非行少年
キーワード2 更生
キーワード3 知的・発達障害
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