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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 在日朝鮮人大学生の≪祖国訪問≫ ~朝鮮半島に歩み寄る在日朝鮮人たちのアイデンティティ~ |
内容 | 本稿では在日朝鮮人大学生の≪祖国訪問≫に注目して、在日朝鮮人のアイデンティティについて論じる。≪祖国訪問≫とは、在日朝鮮人が彼らにとってルーツのある国のひとつである朝鮮民主主義人民共和国を訪ねることである。しかし、いくらルーツのある国とはいえ“北朝鮮”に行くというのは、日本社会で育った人にとってはハードルが高いことだろう。その高いハードルを飛び越えて≪祖国訪問≫を体験した日本の学校出身の在日朝鮮人大学生3人にインタビューをした。彼らはなぜ朝鮮民主主義人民共和国へ行くことにしたのか、そこで何を得たのか――。悩みながらも自ら在日社会や朝鮮半島に近づこうとする在日朝鮮人大学生の姿を明らかにする。 |
講評 | 朝鮮学校出身者ではないのに、大学時に朝鮮民主主義人民共和国を訪問することになった在日朝鮮人の若者のアイデンティティに着目するという観点はユニークである。近年の研究動向が日本化・日本国籍取得に向きがちであることに鑑みても、あえてその流れに抗して<海を越えた視点>を重視した姿勢は評価できる。3人のインタビューは、人数としては少ないものの、相当信頼関係を構築していないと聞けないと思われるようなことまで深く聞き取っており、卒業論文としては十分である。 |
キーワード1 | 在日朝鮮人 |
キーワード2 | 祖国訪問 |
キーワード3 | アイデンティティ |
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