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学科 社会学科
年度 2013
ゼミ名 小林 久高
タイトル 共感がもたらす社会的効果――社会で幸福に生きるための1つの要素――
内容  私たちは、共感という能力を持っている。古くから思想家たちの間で、共感思想は語られてきた。そこで、重要なのは、アダム・スミスである。彼は、人間にとって一番大切な能力は、共感であると考えた。アダム・スミスの時代の後の共感思想にも、彼の思想は、影響を残している。
 共感の科学は、新しい研究分野である。共感の働き方に性差があるという研究や、自閉症と共感との関連、攻撃性の高まりと共感が関係しているなどといった、科学研究がおこなわれている。
 これらの共感思想や科学から、実際に共感が、どのように社会や個人に働きかけているかデータ分析をおこなった。その結果、共感は幸福感に関係していた。その他に、多くの社会性を高める結果も、共感は示した。特に、ボランティア活動に対し、共感は、活動の原動力になっていると思える。このように、人の幸福を得るためと、社会へのつながりを持つために、共感が重要な要素となっているのである。共感は、人に不可欠な要素である。
講評 アダム・スミスの議論の紹介等の理論的な部分も、計量データの実証分析部分もかなりよくできている。文章がもっとよければとてもいい論文になる。
キーワード1 共感
キーワード2 幸福感
キーワード3 社会性向上
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