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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 流行志向性が作る世論――『沈黙の螺旋理論』的視点を使った考察―― |
内容 | 我々の日常の中に、どこにでも流行というものはある。ファッションや、音楽、ライフスタイルなど、流行に関わらずに生きていくことは難しいとも言える。多くの人々は、そのような流行を、コミュニケーションの手段として追っていく。本稿は、そのような流行を追っていく人々の特性を明らかにし、彼らがその流行とは別物だと認識されている、「世論」というものをどのように形成しているか、を明らかにしようとした研究である。 流行と、世論に関する先行研究を整理し、その中でも『沈黙の螺旋理論』という、世論に関する理論から、世論の持つ潜在的な機能に注目した。それにより、流行も世論の1つだということが明らかになる。それにより、人々が世論を形成する時に、流行を選択するのと同じような過程や原因、を持つことがわかった。それは、孤独への恐怖心である。 またそれだけではなく、データ分析により、流行を追い続ける事が、世論とはかけ離れた排除的な政治的意識を持つようになる事を明確にし、流行を追い続ける事への問題意識を提議する。 |
講評 | 流行と世論形成という一見違った問題を関連づけて議論する視点は面白く説得力もある。実証分析部分はきれいに結果が出ていて、なるほどと感じさせる。 |
キーワード1 | 流行 |
キーワード2 | 世論 |
キーワード3 | 沈黙の螺旋理論 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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