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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 多文化ソーシャルワーカーの役割と可能性 -外国につながる子どもたちの不就学から見えたもの- |
内容 | 外国につながる子どもたちの教育問題、特に「不就学」「不登校」は現在問題視され始めている。その背景には1990年6月に「出入国管理及び難民認定法」の改正が施行されたことによる、滞日外国人に同伴される子どもの増加があげられる。本論文ではこの「不登校」「不就学」を引き起こす3つの要因、「制度の諸問題」、「学校での諸問題」、「家庭、家族の諸問題」とその問題点について考察した。そしてそれらの要因を取り除く為には、子どもに焦点をあてるだけでなく、学校やその他機関等の児童とその家族を取り巻く環境にも働きかける支援が必要だという考えを明らかにし、その役割を担う「多文化ソーシャルワーカー」の可能性について述べた。さらにACRS等他国の多文化ソーシャルワークと日本の現状を比較し、雇用と専門性、当事者モデルの確立という日本の課題について検討した。また異なる文化の人々を理解し受け入れ、同じ地域社会で共に生きていく「多文化共生」の考え方の必要性についても論及した。 |
講評 | 卒論のテーマ設定は、各自の自由に任せてあるので、それなりに自分自身の関心課題がかなり反映されているものと思われる。福祉領域のなかでも児童から高齢者、精神保健、病の課題、そして死の課題と広がりがあるものであった。現代という時代を反映してか、夫婦、離婚問題、ひきこもり問題、日本在住の外国人の子供と多文化などの新しいテーマもあったが、古くてなお未だ客観的な答えのない「生老病死」という課題に集約される。 |
キーワード1 | 不就学・不登校 |
キーワード2 | 多文化ソーシャルワーカー |
キーワード3 | 多文化共生 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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