詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 異文化の中で生きる――帰国子女の実態―― |
内容 | 近年、帰国子女は日本社会の国際化を担う<グローバル人材>としての需要が高まっている。本論文は、筆者の4年間のアメリカでの在住経験を基にして帰国子女の実態を記したものである。アメリカに渡った日本の子供は、アメリカの学校教育を通してアメリカへの同一化システムの中に取り込まれていく。その一方で子女達は一時的滞在者という社会的第三者としての側面を持ち、決してアメリカ社会に完全に染まりきることはない。海外子女達は常に、非常に不安定で不確かな領域で生きている。その一方でいざ日本に帰ると子女の再日本人化が進むが、反動によって本来自らが帰属するはずの日本社会に対して強い疎外感を覚えることになる。子女達は常に、「自分は何者か」という問いに向きあう。異文化社会というアイデンティティの衝突の中で、子女達は様々な価値観に出会い、自らのアイデンティティを見つけ出していくのだ。 |
講評 | 自身の経験をもとにした論文。経験者でないとわからないような内容含まれており、興味深く読んだ。もう少し理論的な展開があればいいと思う。 |
キーワード1 | 帰国子女 |
キーワード2 | 同一化 |
キーワード3 | 逆カルチャーショック |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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