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学科 社会学科
年度 2013
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル 地域自治会コミュニティが地域の安心安全に及ぼす影響について ―京都市文化市民局自治推進委員会の調査をもとに―
内容  人々は日々犯罪に不安を感じ、犯罪の凶悪化や治安の悪化を訴えている。しかし、実際は凶悪犯罪の検挙数は年々減少しており、治安はよくなってきている。そして人々が最も自分が巻き込まれることに不安に感じている空き巣を取り上げ、犯罪のすくない何安心安全な地域にはどのような要因があるかを研究した。
 犯罪を引き起こす要因としてハード面的要因とソフト面的要因があるが、今回は自治会を対象にソフト面的要因から分析した。すると、自治会の活動が活発であったり人と人のつながりが形成されていたりなど、ソーシャルキャピタルが豊かな自治会ほど犯罪発生率が低いという結果が出た。また、地域内の無秩序状態が犯罪を引き起こしているという事例も割れ窓理論によって説明づけることができた。安心安全な地域づくりのためにはソーシャルキャピタルの創出と、無秩序状態の排除が有効であると考えられる。
講評 京都市上京・中京・下京の1272の自治会を対象にした京都市の社会調査項目と、地域における空き巣認知件数との関連性を実証的に分析しました。その結果、低犯罪地域では、地域の高齢化への問題意識の高さ、児童見守り・交流活動の熱心さ、近隣が葬儀を手伝う、などの共有材としてのソーシャルキャピタルの豊かさが特徴的であることを実証しました。
キーワード1 ソーシャルキャピタル
キーワード2 自治会
キーワード3 空き巣犯罪
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