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学科 社会学科
年度 2013
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル システムエンジニアとプログラマーの企業規模間格差
内容 本論文ではシステムエンジニアとプログラマーの企業規模間の差ではプログラマーの方が大きく出るという仮説を立てた。理由としては2つあげられる。まず、近年、能力の高いプログラマーが好待遇で処遇されている。そして、付加価値の高い仕事や人材は大企業に多い傾向がある。よって、プログラマーの二極化がそのまま企業規模間の格差に直結すると考えた。また、ローカル・マキシマム概念により、大企業のプログラマーは勤続年数が伸びるため、労働者数は増加し、勤続年数でも中小企業との格差がより大きく出ると考えた。分析の結果、2011年以降、年齢・勤続年数・収入すべてにおいてプログラマーの方が大企業と中小企業との差がシステムエンジニアより大きく見られた。2011年以降では大企業のプログラマーは仮説通り、好待遇のプログラマーは大企業に多いことが分かった。
 ただし、2011年以降、大企業のプログラマーの労働者数は減少しており、ローカル・マキシマム効果による大企業のプログラマーの定着という仮説が正しいとはいえなかった。
講評 2011年以降、プログラマーでは、年齢・勤続年数・収入において大企業と中小企業で格差が拡大しているが、システムエンジニアでは、企業規模間の格差がプログラマーほど二極化してはいないことを明らかにし、その理由を内部労働市場が形成され多様なキャリアパスが活かされているためではないか、と考察しています。自らのキャリアの進路を社会学しています。
キーワード1 企業規模間格差
キーワード2 内部労働市場
キーワード3 プログラマー
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