詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 立木 茂雄 |
タイトル | 鉄道利用における安全行動とソーシャル・キャピタルとの関係について ―利用者アンケートをもとに― |
内容 | 駅ホーム上で乗客案内のアルバイトをしていた際、一部の乗客が安全を阻害するような行動を取るのが気になる一方で、多くの利用者が安全に協力的な行動を取ることによって鉄道が安全に運行されているということに気付く。そして、安全に協力的な行動を取る人とそうでない人との違いは何なのかという疑問がわいた。社会学にはソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という概念があり、そして個人がもつそれの量が多いほど、社会的効率性が高くなるという理論がある。これより、個人がもつソーシャル・キャピタルの量が大きい人ほど、意識や行動において鉄道の安全に協力的であるというリサーチ・クエスチョンを立てて、作成したアンケートをもとに研究を行った。結果は仮説通り、ソーシャル・キャピタルの量が多い人ほど鉄道の安全に対して高い意識を持ち、そしてそれがより高められる、すなわち鉄道の安全に貢献的な行動をしているというものになった。 |
講評 | 個人財としてのソーシャルキャピタルが豊かな人ほど、鉄道の安全性に対して協力的な態度を持ち、歩きスマホなどを控え、結果として鉄道の安全に積極的に貢献しているという仮説を計量的な社会調査によって見事に実証しました。 |
キーワード1 | 鉄道利用 |
キーワード2 | 安全行動 |
キーワード3 | ソーシャル・キャピタル |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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