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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 木原 活信
タイトル 園芸療法を通して高齢者施設における高齢者支援のあり方を考える ―特別養護老人ホームの職員と利用者の語りから―
内容 第1章では,特別養護老人ホームでの実習から,会話によるコミュニケーションの難しさによる利用者のニーズ理解の難しさ等,高齢者施設の生活課題を考察した.第2章では,海外と日本の園芸療法の歴史と効果,日本の高齢者施設での園芸療法の実践状況,園芸療法と一般的な園芸活動の違いについて文献で述べ,本論で用いる園芸療法の定義を定めた.第3章では,特別養護老人ホームの職員と利用者を対象とし,園芸に関する取り組みについて個別インタビュー調査を行った.その結果,利用者自身の「楽しい」や「気持ちがいい」というプラスの思いを踏まえた精神的効果が評価できた.その一方で,同じ活動でも感じ方は違うことから,利用者個人個人に合わせる等、支援者側の工夫の重要性を検討した.第4章では, 利用者個人個人に合わせた支援のあり方として,生花クラブでの活動を例に挙げて,ボランティアを活用した支援について提案した.
講評 卒論のテーマ設定は、各自の自由に任せてあるので、それなりに自分自身の関心課題がかなり反映されているものと思われる。福祉領域のなかでも児童から高齢者、精神保健、病の課題、そして死の課題と広がりがあるものであった。現代という時代を反映してか、夫婦、離婚問題、ひきこもり問題、日本在住の外国人の子供と多文化などの新しいテーマもあったが、古くてなお未だ客観的な答えのない「生老病死」という課題に集約される。
キーワード1 園芸療法
キーワード2 高齢者
キーワード3 ボランティアの活用
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