詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 「働く母親が子どもに与える影響」 |
内容 | 「子どもができたら仕事は…?」――世の中の多くの女性がぶち当たり、また筆者を含めた多くの学生がこれから直面する問題であろう。近年、女性の社会進出が進み、多くの母親が仕事を持ちながら子育てや家事を両立させている。マスメディアにおいても働く女性が取り上げられることも多くなり、一昔前まで一般的であった専業主婦は減少したようだ。学生も学校を卒業すれば一般企業に就職し働くことが当たり前となっている。一方で最近、若い女性たちの間で専業主婦志向が高まってきているという。女性の社会進出の裏にある、家庭に入りたいという願望は一体何なのか。子どもができても女性は仕事を続けるべきなのか。 本稿では同志社大学生104名へ行ったアンケート結果と、4名へのインタビュー結果をもとに述べている。 女性が働くことで家族にどのような影響を与えるのかを考えながら、女性にとって最良の働き方とはなにかを論じる。 |
講評 | とても古典的な問題に取り組んだ論文である。「お父さんが一生懸命働く姿をみれば、子どもは理解してくれる」のであるならば、お母さんも一生懸命働けば子どもも成長できるはずだし、そのことをお父さんもサポートするのが当然だろう。理屈はそうでも「女性は子どもを産む性なのであって・・」と堂々巡りに陥る。この論文の面白いところは、ありがちな(失礼!)前提から出発しながらも、アンケートやインタビュー調査をしてみると、実際には若い女性たちの大部分は高い勤労意欲をもち、実際にもきちんとキャリア設計をしつつ働いていることがわかったことだ。「どちらか」ではなくてマルチタスキングの時代なのだ。問題は、学歴や階層によるというよりも、そんな時代に適応できるかどうか(就活や婚活など)で、大きな社会格差が生まれつつあることだ。 |
キーワード1 | 働く母親 |
キーワード2 | 専業主婦 |
キーワード3 | ワーク・ライフバランス |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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