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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 木原 活信
タイトル うつ病におけるストレスマネジメント -レジリエンスの観点を捉えて-
内容 本論文では、うつ病におけるストレスマネジメントを探るにあたり、まずうつ病の概念を明確にした。その主症状である抑うつ状態とうつ病を区別することから始め、症状を捉え分類を行い、うつ病の発生因子を取り上げた。その中で、発生因子としてのストレスにさらに着目し、ストレスの要因について後述した。また、社会福祉的見解から、うつ病からの回復方法としてのストレスマネジメントに焦点をあて、ストレスマネジメントの構成について述べた。ストレス状態にある者の精神的回復力であるレジリエンスと個人の持つ脆弱性からうつ病の側面を掘り下げた。ストレスマネジメントを行うということは、個人をレジリエンス状態に向かわせる事であり、それらを踏まえた上で事例調査を行い、私の考えるレジリエンスとストレスマネジメントに重点を置いて、うつ病への対処法とうつ病者の病状の受容について考察した。
講評 卒論のテーマ設定は、各自の自由に任せてあるので、それなりに自分自身の関心課題がかなり反映されているものと思われる。福祉領域のなかでも児童から高齢者、精神保健、病の課題、そして死の課題と広がりがあるものであった。現代という時代を反映してか、夫婦、離婚問題、ひきこもり問題、日本在住の外国人の子供と多文化などの新しいテーマもあったが、古くてなお未だ客観的な答えのない「生老病死」という課題に集約される。
キーワード1 鬱病
キーワード2 ストレスマネジメント
キーワード3 レジリエンス
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