詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | Fabio Gygi |
タイトル | 階層化する野宿生活者の共通規範 ―大阪府釜ヶ崎を事例として― |
内容 | かつては一億総中流社会と呼ばれた日本も、少子高齢化による労働人口の減少やグローバル化の進行に伴う国際競争の波に晒され、徐々にその不平等度が増してきている。そんな社会の最底辺と目され、視界には入っていても意識的に無視をされ、社会から孤立しているのがホームレスと呼ばれる人々である。 本論文は、日本最大のドヤ街(簡易宿泊所が並ぶ、貧しい地域)とされる大阪府釜ヶ崎の住民に共有される認識・ルール・文化に焦点を当てている。当初の論文執筆のテーマは、野宿者と清潔感の関連性を明らかにするといったものであったが、参与観察法により、実際に野宿者やドヤ宿泊者と同様の生活をする事で、外見では発見しにくい事実を見つけ出しテーマが変化していった。 第一章では、釜ヶ崎という地域や野宿者の社会的背景・現状について、先行する文献を用いて説明した。第二章では、野宿者と清潔感に対する問題意識と調査計画を紹介した。第三章では、調査による発見をもとに、階層化するホームレス間の関係やその中でも共有されている規範について紹介した。第四章では、調査結果を結論として要約し、今後の研究余地を説明した。 |
講評 | |
キーワード1 | ホームレス |
キーワード2 | 釜ヶ崎 |
キーワード3 | 西成 |
キーワード4 | 貧困 |
キーワード5 | |
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