詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | Fabio Gygi |
タイトル | 個人空間に関する考察 |
内容 | 人が社会で生活する中で、他の人間との関わりは避けられない。人と接する中で、誰しもが快適・不快だと感じる対人距離がある。これが本稿で扱うパーソナルスペースである。パーソナルスペースは、その相手に対する親密さなどを表す心理的距離の大きさに比例している。しかし満員電車での通学通勤など、他人と快適な距離を保つことが難しい状況も少なくない。人はどのようにしてパーソナルスペースを扱い、他人と関わるのだろうか。本稿では、パーソナルスペースの意味、性質、動物との比較研究を明らかにした上で、内的な個人空間について研究し、外的・内的な個人空間の関係や、その不一致が起きた際の人の行動について考察した。今回行った実験、参与観察においては、パーソナルスペースに他人が侵入してきた際、また予め心理的距離にふさわしくない距離を他人ととらなくてはいけない際に、人が行う対処法が明らかになった。人はそのような行為によって、パーソナルスペースを常に保つことができるとは限らない現代の中で、動物の混み合いに起こるような集団の崩壊を防ぎ、人間関係を構築していることが明らかになった。 |
講評 | |
キーワード1 | パーソナルスペース |
キーワード2 | 心理的距離 |
キーワード3 | 個人空間 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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