詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | Fabio Gygi |
タイトル | 暴走族の存在意義とは ─暴走族がなくならない理由とは─ |
内容 | 暴走族とは、1970年代に日本で誕生し、特攻服をまといチーム名が書かれた旗を振りながら改造したバイクに乗り、爆音を出しながら公道を走る活動を行う若者集団である。彼らは社会逸脱集団として取り締まりの対象となってきたが、社会からの圧力にも屈することなく現在まで存在し続けている。暴走族のどのような魅力が、若者たちを惹きつけているのだろう。なぜ暴走族はなくならないのか。こうした疑問の答えを明らかにする為、既存の暴走族研究や、暴走族向け雑誌『チャンプロード』を参考にしながら考察を行った。 その結果、社会への反抗精神の表れであるといった定説の論理的不十分さが明らかになったと共に、暴走族が若者たちの目立ちたい、仲間が欲しい、強さを誇示したい、といった要求を非常に適切に満たしている事が分かった。そして、こうした欲求をもつ若者たちがいつの時代にも普遍的に存在しているため、「暴走族」がその欲求をみたすのに最も適切な存在である限り、暴走族は存在し続けているのである。 |
講評 | |
キーワード1 | 暴走族 |
キーワード2 | コンプレックス起源説 |
キーワード3 | 魅力・リスク説 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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