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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 高齢知的障害者の住まいの場の 現状と課題 |
内容 | わが国では急速な勢いで高齢化が進行しているが、それは知的障害者においても例外ではない。本論文では、知的障害者の高齢化の実態を明らかにするとともに、高齢知的障害者の住まいの場における現状と課題について考察を行った。 知的障害者の入所施設やGH・CHでは高齢化が顕著となっており、介護と医療的支援が重大な課題となっている。その背景には、障害者福祉の制度に問題があることがわかった。 一方、特別養護老人ホームは介護と医療的支援の必要性が高い高齢知的障害者を受け入れてきたが、障害特性を考慮した支援に困難を抱えている。 今後、高齢知的障害者にとって望ましい住まいの場を確保するためには、障害者福祉と高齢者福祉の連携を強め、お互いが「知的障害」と「高齢」についての理解を深めること、高齢期を想定した障害者福祉の制度にしていくことが必要である。 |
講評 | 筆者は、ずっと学生時代にボランティア活動を通して、知的障害児や、自閉症児たちをサポートしてかかわってきたが、そういうことから、その子たちが高齢者になったときの生活はそもそもどうなるのかということに問題意識と強い関心があった。それは一貫しており、評価できるものである。したがって、この論文では、知的障害者の高齢化の実態を明らかにするとともに、高齢知的障害者の住まいの場における現状と課題について考察を行うことができた。本論のなかで、特に、筆者が、障害者福祉の制度の問題を指摘し、その課題を明らかにした。構想をあたためる時間的ゆとりが十分なくて、問題点の指摘まではうまくいけたがその対策の詳細の分析は今後の課題となった。 |
キーワード1 | 知的障害 |
キーワード2 | 高齢化 |
キーワード3 | 住まいの 場 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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