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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 成人期発達障害者の就労について 考える ―地域社会に求められる支援とは― |
内容 | 2005年厚生労働省は、従来支援の対象とされていなかった発達障害を早期に発見し、発達障害者の自立及び社会参加に資するようその生活全般にわたる支援を図り、福祉の増進に寄与することを目的として発達障害者支援法を施行した。近年、新聞記事やテレビのニュースで、児童虐待、いじめ、不登校、引きこもり、非行、ニート、フリーター、派遣切り、うつ、犯罪など、様々な社会的問題が報道されており、発達障害者がその当事者になるケースは少なくない。その中でも同年代の成人期発達障害者の就労問題はどのような実態であるのか。就労することは、社会に出ていく為の第一歩であり、これが一人ひとりの自立に繋がっていく。発達障害者が社会に出て自立する為にできることは何か。結論として、教育、医療、福祉、労働などの関係機関の連携が強まることで、1人ひとりのニーズに応じた障害に渡る有効な支援を行うことができる。発達障害者が社会で生涯に渡って自立していく為に、地域の関係者の協働が求められる。 |
講評 | 本論は、筆者自身が自分と同年代の成人期発達障害者の就労問題はどのような実態であるのかという素朴な疑問を論文にしたためたものである。筆者によると、就労することは、社会に出ていく為の第一歩であり、これが一人ひとりの自立に繋がっていくとする。こういう場合に、発達障害者が社会に出て自立する為にできることは何かについて特に、就職活動をした自身の経験をもとにそれを問題意識として議論を展開しているものとなっている。結論的に、筆者は教育、医療、福祉、労働などの関係機関の連携が強まることで、発達障害者1人ひとりのニーズに応じた障害に渡る有効な支援を行うことができることを主張した。これを実際に実現させるためには筆者によると、地域の関係者の協働が求められるとした。問題意識として、自分自身の就活を前提にしたことで、生き生きとした内容になったことが評価できる。 |
キーワード1 | 発達障害 |
キーワード2 | 就労 |
キーワード3 | 地域社会 |
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