詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 発達障害を生きる |
内容 | 今日、発達障害という概念が普及し、言葉自体ニュース等のメディアでも多く使われるようになった。しかし、言葉だけが先行し正しい理解はされていないように思う。現在、文部科学省の調査によると、普通クラスの小学生、中学生の中で発達障害と思われる生徒の割合はなんと6.3%にも上る。一クラスに1~2人はいることになる。早期の発見、治療が急務となっている。しかし、様々な事情から発見が遅くなるケースが多い。発達障害を見過ごされた子供は適応障害を起こし、引きこもりや、ニート最悪の場合は犯罪者になる可能性さえある。しかし、それと同時に彼らは多くの可能性を持った存在でもある。本稿は発達障害を抱える本人と、それを支える家族の姿に迫りどのような制度・サービス、また社会的理解を必要としているかを目的とする。どうすれば適応障害を防げ、より生きやすい社会に近づけていけるだろうか。各ライフステージにおいてのニーズを踏まえ、それに対する援助者の在り方について考えていきたい。 また、現在まだ完全には確立されていない診断についても考えていきたい。 |
講評 | 本論文は、近年、福祉や教育の分野で注目されている発達障害について、その障害をもつ当事者と家族の人生や生活に寄り添った論文です。発達障害の子どもをもつ親へのインタビューを通して、彼ら彼女らが体験している「生きづらさ」がリアルに伝わってきます。本人も家族も安心して暮らせる「環境調整」の必要性が強く主張されています。 |
キーワード1 | 家族 |
キーワード2 | ライフステージ |
キーワード3 | 日本 |
キーワード4 | 自立 |
キーワード5 | |
戻 る |